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おどるあほうの日々

おどるあほうの日々

25/お客さんの感想

私は、よく客席にいる。

芝居や、おどり、音楽イベント、とにかくよくいく。

それで、最近つくづく思うのは、お客さんの感想って、人それぞれだということ。
自分が面白いと思っても、他の人はそうじゃない場合がある。その逆もある。同じ芝居を観ても、その人の興味の対象、その時の精神状態、客席の状態、いろんな要素で感想は変わって行く。

先日観た芝居でのこと。内容はそんなに悪くなかったはずなのに、芝居前の携帯電話の電源を切る注意を呼びかけるための小芝居が、ほんとにおもしろくなく、芝居本編に対しても乗り気で観れなくなった。
その自分の心の動きに、「お客さん」の持つ感想というのは、流動的で、恐ろしいものだなと思った。

お客の数は、千人でも十人でも、舞台上と客の関係が1対1であることはかわりない。その人の感じたことが、その人にとってのその芝居全てだ。
そして、芝居を見た人全員の全てではない。

自分は小心者で、何かしたとき、いまいちといわれると、全否定されたような気がしてついつい躍起になって反論しようとしてしまうのだが、それはべつに「全否定」ではなく、その時その人が「感じたこと」なので、情報として話を聞いた上で、それを「気にする」のではなく、「参考」にしていければよいなと思う。


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